昨日の夕方、比叡山のふもとにある三宅八幡宮に「ハンゲショウ(ドクダミ科)」を見に行きました。
もうだいぶ生長をして傷んでいる葉っぱもたくさんありましたが、とてもキレイでしたよ♪
京都では「ハンゲショウ」を愛でることのできる場所がいくつかあります。建仁寺塔頭・両足院、等持院、龍安寺などが有名です。「ハンゲショウ」の見れるお寺はこちら→半夏生(ハンゲショウ) | 花ごよみ | 京都の自然 | 京都に乾杯 (kyotonikanpai.com)
三宅八幡宮は神社です。たくさんのハンゲショウが生えていました!あまり知られていないハンゲショウの隠れ名所かもしれませんね♬
ハンゲショウは夏至を過ぎるころ、細長い花(穂状花序)が出てきます。そして、その花の周りにある葉が「白化」します。白化とは言葉の通りですが、葉が白くなることです。「白化現象」と呼ばれています。
白くなった葉は「花弁」の役割をします。それは、虫をおびき寄せ、花粉を運んでもらうためだそうです。
面白いのが、果実ができるころには、白くなった葉は「緑色」に戻るのだそうです。
花の時期だけ葉が白くなって虫をおびき寄せるなんて、すごい植物ですね♬ 面白いです!
【ハンゲショウの生育場所】
「ハンゲショウ」は日当たりがよく、湿っているところを好んで生えます。
「ハンゲショウ」は一部の地域では激減しているのだそうです。ハンゲショウが自生できる環境が減っているのが原因だそうです。
寂しい話ですね。でも京都にはハンゲショウを観賞できる所がまだ多くあるようです♬→半夏生(ハンゲショウ) | 花ごよみ | 京都の自然 | 京都に乾杯 (kyotonikanpai.com)
【ハンゲショウの名前の由来】
・季節を表す「七十二候」の一つ「半夏生(はんげしょうず)」の頃に花を咲かすことより来ている説。
・葉が白くなり、「半分お化粧をしているように見える」ことから、「半化粧」とする説。
季節の「半夏生」とは、夏至の日より11日目、(太陽の黄道が1oo°になる日)7月2日頃から7月7日の七夕ころの5日間を指します。
昔から農家では、この「半夏生」の前までに田植えを終えないといけない、と言われているそうです。遅れてしまったら、お米の収量が減るのだとか。そして、半夏生の5日間は、一仕事を終えた農家さんが体を休める期間なのだそうです。
【三宅八幡宮】
小野妹子の縁の神社。
社伝によると、推古天皇の時代(6~7世紀)、聖徳太子の命により小野妹子が遣隋使として隋に行こうとした時、道すがら病気になってしまった。そこで近くにあった宇佐八幡宮に祈願すると、小野妹子は元気になり、無事任務を遂行し帰国することができた。
聖徳太子が亡くなった後、上高野に移り住んだ小野妹子は、その時の御恩を思い、宇佐八幡宮から八幡神(応神天皇)をお呼びし、三宅八幡宮を建立したといわれる。
・由来・沿革 – hachimangu ページ! (miyake-hachiman.com)
・八幡宮の使いとされる鳩が境内のいたるところにいる。そのため狛鳩がいる。
・子供の癇の虫、夜泣き、害虫駆除などの御利益があるとされる。そのため「虫八幡さん」と親しまれている。
・境内にある茶店で販売される「鳩餅」が人気。
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