京都御苑で「ヤマボウシ(ミズキ科)」が満開です。
満開といっても白く咲いているのは「花」ではありません。
白く花びらに見える部分は、花ではなく、「苞(苞葉)ほう」といいます。つぼみを包む葉が変形したものです。「花」は真ん中の丸くなった部分です。この部分は「花序」と呼ばれ、小さな花が集まっています。
しかし写真では、まだ小さな花たちは「つぼみ」の状態です。「苞」が枯れ始めてから花が咲き、8月~10月ころ赤い実をつけます。実は食用になります。
僕はまだヤマボウシの実を食べたことがありません。実は柔らかく、マンゴーのような甘さがあるそうです。生食だけでなく、ジャムや果実酒にも利用されるようです。
とてもおいしそうですね♬
今からヤマボウシの実を食べることが楽しみです♪
ヤマボウシは「山法師」と漢字で書きます。「山法師」とは比叡山の武装した僧侶のことを指します。平安中期から戦国時代にいました。その頃の僧侶たちは絶大な権力を持っていました。名僧を数多く輩出した比叡山は、天皇にも自分たちの主張を通すくらい大きな影響力を持っていました。そして武装して自分たちの土地を守っていたんですね。
「花序」を僧侶の頭に、「苞」を白い頭巾に見立ててこの名前が付いたという説があります。
京の五条大橋で牛若丸と決闘した「弁慶」が白い頭巾をかぶっていましたね。弁慶も実は比叡山の僧侶でした。ひょっとしたら、「ヤマボウシ」は「弁慶」をモデルに名付けられた名前かもしれませんね。
【花言葉・誕生花】Langage et anniversaire des fleurs
「友情」Amitié
6月15日 le 15 juin
京都御苑にて。
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