先日、宇治川河川敷で「ツバメのねぐら入り」を観察して来ました。
「ツバメのねぐら入り」とは、たくさんのツバメたちが夜、「ねぐら(寝る場所)」である「ヨシ原」に集まってくることです。このねぐらのことを「集団ねぐら」と呼んでいます。
ヨシはイネ科の植物で、宇治川河川敷にたくさん生えています。そこをツバメたちが「ねぐら」にしているのです。
昼間、あちこちで活動していたツバメたちが「ヨシ原」に集まってきます。一般的な説明では、ツバメたちは日没前に集まってくるとなっているようです。しかし、今回観察した限りでは、日没後にツバメたちが集まってきました。また、宇治川では約3万羽が集まるという観察データがあるのですが、今回は、そんなにいるようには見えませんでした。どうも年々ツバメの数自体が減っているようですね。
宇治川では、「ツバメのねぐら入り」を7月下旬から8月上旬に見ることができるようです。
L’autre jour, je suis allé observer une ” Rentrée d’hirondelles à leurs dortoirs ” aux berges de la rivière Uji à Kyoto. A Kyoto, on peut y observer la ” Rentrée d’hirondelles à leurs dortoirs ” de la fin de juillet au début d’août. C’est parce qu’il y a là les champs de roseaux que les hirondelles (Hirondelle rustique) utilisent pour dormir. Juste après le coucher du soleil, beaucoup d’hirondelles commençaient à s’y rassemblent. Dans cet endroit, on dit qu’il y a envrion 30 000 hirondelles qui y rentrent. Mais j’ai eu l’impression que le nombre était moins grand que ce chiffre.
Voilà que c’est la vidéo que j’ai prise ci-dessous.
【Rentrée d’hirondelles à leurs dortoirs à la rivière Uji】
宇治川河川敷のヨシ原。
ツバメ。ねぐら入りするのはこの種類。
【なぜツバメは集団ねぐらをつくるの?】
理由はよくわかっていないそうです。ツバメの天敵(ヘビ、タカ、カラスなど)から身を守るためという説や、ツバメ同士で、エサのたくさんとれる場所の情報を交換しているという説があるそうです。
集団ねぐらに集まるツバメたちは、子育てを終えた親ツバメや、巣立った子ツバメたちです。
秋に東南アジアの方へ渡って行く前、ツバメたちは「集団ねぐら」をつくるのです。
ツバメは渡り鳥です。春に日本へやって来て、子育てをします。
日本で生まれ育った子ツバメのうち、翌春に日本へ戻ってこれるのは、一割程度なのだそうです。天敵や片道数千キロも離れた東南アジアへの過酷な渡りで、命を落とす子ツバメがほとんどのようです。
【宇治川河川敷】
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