昨日1月4日、下鴨神社で「蹴鞠(けまり)初め」の奉納が行われました。
平安貴族の衣装をまとった「蹴鞠(しゅうきく)保存会」のメンバー8人が10m四方の「鞠庭(まりにわ)」に入り、蹴鞠を披露してくれました。
Hier, j’ai assisté à la cérémonie du Kemari dans le sanctuaire shinto, Shimogamo jinja à Kyoto. Le Kemari est comme le football (football traditionnel japonais !?). C’était un sport pour les aristocrates pendant l’époque de Heian (794-1185).
・Kemari — Wikipédia (explication en français)
Tous les ans, le 4 janvier, une association qui protège la tradition du Kemari fait une offrande de Kemari à la divinité du sanctuaire. Les membres de l’association en kimono, costume traditionnel, nous ont montré la pratique du Kemari. Environ 3000 visiteurs se sont rassemblés pour jeter un œil à ce sport traditionnel.
【蹴鞠(けまり)について】
蹴鞠はいかに長く鞠(まり)をリレーするかを追求するスポーツです。
鞠は鹿の革を馬の革で縫い付けた120gくらいのボールです。直径は約20㎝で、サッカーボールより一回り小さく軽いです。その鞠を右足だけで蹴るのがルールです。
鞠を蹴る、鞠人(まりびと)の皆さんは真剣そのもの。彼らの白熱するリレー合戦に、僕も段々引き込まれ、見ていたら段々楽しくなってきました♬ メンバーの「蹴鞠愛」がひしひしと伝わってきました!熱かったです!!そして鞠のリレーが続くと参拝客から拍手が起こっていました。
保存会によると、蹴鞠は飛鳥時代に仏教と共に中国から伝わったとされるそうです。平安時代には、貴族のスポーツとして普及しました。そして江戸時代には庶民のスポーツとしても親しまれたようです。
明治時代には蹴鞠の伝統は廃れそうになりました。しかし明治天皇の号令で蹴鞠を保存することになり、1907年に「蹴鞠(しゅうきく)保存会」が発足したそうです。
月に2回、保存会のメンバーは、白峯神宮で練習をしているそうです。そしてこの1月4日の「蹴鞠初め」を初め、年に10回以上披露の場所があるそうです(コロナ禍では思うように練習はできなかったようですが)。
ちなみに、白峯神宮は「球技(スポーツ)の神様」を祀っていることで有名です。それは蹴鞠の宗家である飛鳥井家のお屋敷跡にこの神社が建てられたことに由来するみたいです。この神社では、サッカーやバレーボールの日本代表の奉納したボールなどを見ることができるみたいです。
大勢の参拝客が集まりました。宮司の方が始まる前のアナウンスで「早い時間から陣取られているアマチュアカメラさんがたくさんいらっしゃいます。そして毎年、けんかが起こります。新年早々のけんかはやめましょう。譲り合ってお写真をお撮りください」と言ってました。このアナウンスに参拝客はくすくす笑っていました。
当日は約3000人の参拝客が集まったそうです!
関連リンク:
・京都府 生涯学習・スポーツ情報 | 蹴鞠保存会 (kyoto.lg.jp)
・京都の文化遺産を守り継ぐために 「京のみやび『蹴鞠』伝統文化の継承」 | 京都市文化観光資源保護財団 (kyobunka.or.jp)
【下鴨神社】
・正式名称は賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)。創祀の年代ははっきりしないが、紀元前にはすでに祀られていたようである。
・御祭神は玉依媛命(たまよりひめのみこと)と賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)。
・毎年5月15日に開かれる葵祭は下鴨神社と上賀茂神社の祭り。五穀豊穣を願って始められた。
・摂社「河合神社」に祀られる玉依媛命は美人の神様で有名。また末社「相生社(あいおいのやしろ)」は縁結びの神様で有名。どちらも参拝客が絶えない人気のスポット。
・関連リンク→ HP:下鴨神社|賀茂御祖神社 (shimogamo-jinja.or.jp)
・参拝時間:本殿の参拝時間は夏時間、冬時間があり、夏時間は午前5時30分から午後6時まで、冬時間は午前6時30分より午後5時まで。ただし、境内(糺の森)は24時間開放されている。
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